池本康弘が広げていく世界

池本康弘です。旅してみたい場所などを中心にブログ展開していければと思います。

京都に古風なスタバがある?!池本康弘

どうも、池本康弘です。

みなさんがよくお茶するスターバックスですが、

だいたいどの店舗も同じような感じで、

スタバらしさというか、どの店舗でも落ち着けるというか、

雰囲気が同じだからこそ得られる安心感ってありますよね。

しかし、京都にはなんと!古風なスタバがあるようなのです!

京都二寧坂ヤサカ茶屋店
京都二寧坂ヤサカ茶屋店



 

 暖簾の向こうはスターバックス

京都二寧坂ヤサカ茶屋店は古い京都の町屋の佇まいをそのまま活かしてつくられたお店。見覚えのあるセイレーンが描かれた、藍染めの暖簾をくぐり中へ入ると・・・。

 

世界初暖簾をくぐるスターバックス
世界初暖簾をくぐるスターバックス

 

京都町屋の多くは入口を入ったところに前庭があります。こちらのお店でも、京都の伝統的なスタイルで私たちを迎えてくれました。
すでに今までのスターバックスコーヒーの世界とは大きく異なります。

 

庭が迎えてくれます
庭が迎えてくれます

 

前庭は表千家の組み方で蹲(つくばい)が設置され、瓦を使いスターバックスコーヒーのロゴに描かれているセイレーンのウロコがデザインされています。
この先になにが待っているのか期待がさらに膨らみます。

表千家…茶道流派の1つ。千利休を流祖とする千家の跡を継いだ千家流茶道の本家。

※蹲(つくばい)…茶室に入る前、手を清めるために置かれた手水鉢。

 

伝統の上にもスターバックスらしさが!?
伝統の上にもスターバックスらしさが!?

 

いつものフードが並ぶカウンターと対面しましたが、全体に木を使ったレジカウンターは雅な佇まいを感じます。ここで注文をすると、ドリンクは通路をさらに奥に進んだバーカウンターで受け取ることになります。

フードが並ぶカウンター、でもなにかいつもと違う!
フードが並ぶカウンター、でもなにかいつもと違う!

 

この暗い通路は、京都の古い家屋の造りを活かしつくられているので、「通り庭」を歩く体験ができます。京都・東山花灯路を見立て、照明もダウンライトだけ。ダウンライトが奥のバーカウンターへ導いてくれます。

 

薄暗い通路の先、光に導かれて進むと
薄暗い通路の先、光に導かれて進むと

 

店内は、中庭からの光を取り込む町屋ならではの特徴が取り入れられています。

 

中庭・通路右手には灯籠と手水鉢が置かれています
中庭・通路右手には灯籠と手水鉢が置かれています

 

通路の右手にある空間は丸いテーブルと座席が配された客席です。

 

1階で唯一のテーブル席がこちら
1階で唯一のテーブル席がこちら

 

日本一暗いスターバックスと呼んでもいいかもしれないほど、暗い通路の奥には光に包まれた空間が広がります。暗い店内で、レジカウンターとバーカウンターは行灯(あんどん)のようなイメージです。

 

注文したドリンクはこちらで受け取ります
注文したドリンクはこちらで受け取ります

 

バーカウンターの奥に広がる奥庭は、ドリンクを待つ間のひととき目を楽しませてくれます。ここでは茶道の流儀、裏千家の習わしで玄関を入ったときに奥庭の緑が見えるよう庭を造ってあります。

裏千家…茶道流派の1つ。千利休から跡を継いだ本家の表千家不審菴)に対し、今日庵が通りからみて裏にあることから裏千家という。

 

奥に広がる奥庭
奥に広がる奥庭

 

では、いよいよ2階へ上がってみましょう。

 

料亭に迷い込んだような気分です
料亭に迷い込んだような気分です



 

 世界初! 畳座敷で味わうドリンクと侘び(わび)の世界

海外のメディアでも紹介されて注目を集めているのが、こちらの部屋「奥の座敷」。畳座敷と座布団、掛け軸、日本のおもてなしの気持ちをカタチにした空間が、いつものコーヒーを特別なドリンクにしてくれます。

この座敷には「滝」と名付けられたアートな掛け軸がかけられて、ドリップされたコーヒーがカップに注がれる滴と清水寺音羽の滝の流れになぞらえています。

一見なにげなく飾られているアートにもそれぞれの意味が込められていて、このお店のおもてなしにかける情熱が伝わってくる作品です。

 

世界初の畳座敷のスターバックスコーヒーがこちらです
世界初の畳座敷のスターバックスコーヒーがこちらです

 

部屋に入ると、ここがスターバックスコーヒーだなんてとても思えません。こんな日本の伝統的な座敷でどんなドリンクを飲めばいいのか?
パートナーさんにこっそりオススメのドリンクを聞いてみたら・・・。

靴を脱いでから座敷にあがります
靴を脱いでから座敷にあがります
クッション?のような座布団
クッション?のような座布団

スターバックスコーヒーの定番ドリンクのひとつ「抹茶クリームフラペチーノ」。このドリンクには京都の抹茶が使われているので、より京都らしいドリンク体験が楽しめるとのことでした。

 

ぜひ抹茶クリームフラペチーノをどうそ!
ぜひ抹茶クリームフラペチーノをどうそ!

 

2階には「奥の座敷」のほかに座敷席が2つ、その1番小さな宇宙がここ「四畳半の座敷」。この座敷には「時」と名付けられた掛け軸アートがあります。
赤く熟したコーヒー豆が焙煎される手法と1000年以上の歴史ある清水の水の流れを重ね合わせています。

 

まるで個室のような空間
まるで個室のような空間

 

「小上りの座敷」は仕切りがなく、2階客席と空間を共有しています。この間の掛け軸は「生」と名付けられた作品で赤いコーヒー豆が水の力で成長していく姿を表現しています。
すべての掛け軸が、コーヒー豆と京都清水の『水』との関わりを強くイメージさせてくれるアートなので、お店の雰囲気と一緒にぜひ見て欲しいポイントです。

 

最後の座敷は2階の客席と空間が繋がった開放的な座敷
最後の座敷は2階の客席と空間が繋がった開放的な座敷



 

 特別がない特別なお店

『世界初の座敷席!』『 日本一暗いお店?』 など話題に事欠かない京都二寧坂ヤサカ茶屋店。これだけのお店なので、なにか特別なメニューや限定品があるんじゃないですか?

スタッフ「いいえ、ありません。」との答え。

ドリンクもフードも他のスターバックスコーヒーのお店とまったく同じですし、お値段も特別料金の設定もありません。

 

このお店のスペシャルメニューは?
このお店のスペシャルメニューは?

 

いつものドリップコーヒーは、他のお店と同じ「本日のコーヒー」280円(ショートサイズ)です。スターバックスコーヒーによると「ここでは、いつものコーヒーをいつもと同じお値段で楽しんでいただけます。もし特別な事があるとすれば、この空間でいつものドリンクを楽しむことが1番のスペシャルな体験になるはずです。」とのこと。

いつものドリンクをいつもと同じ値段で頂けて、こんな京都体験ができるとしたら、ここはただのカフェではなく「京都を体験できる」最高の観光スポットになると確信しました。

 

いつものコーヒー
いつものコーヒー

 

 

 スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店

京都府京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349番地 Google Map
075-532-0601 8:00~20:00 不定休
座席数:51席 最寄りバス停:清水道徒歩5分
Webサイト

 

 引用 

スタバはもはや観光名所? 京都二寧坂ヤサカ茶屋店がオープン! 畳座敷でコーヒーを堪能できる”和”のお店とは? | 高速バス・夜行バスの旅行・観光メディア [バスとりっぷ]

 

このようなスタバは世界初だそう。

京都の街並みを崩さない、一見すると京都のお茶屋さん。

座敷もあるなんて、すごいな~。

これなら気軽に京都を味わえそうですよね。

池本康弘

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